明晰な悪夢

2015年2月25日
久々の休日。久々の稼働...なのだが、昨晩酷い夢を見た。
通常、夢についての記憶というものは、それがどのようなものであろうとも、時間とともに薄れてゆくものだ。しかし不思議なことに、起床から16時間以上経った今でも、夢の中での出来事はおろか、そこでの自分の思惟までも、はっきりと脳に刻まれたままだ。以下に内容を(麻雀の話です)。

起親、配牌。

14①①①①⑧⑧⑧⑧⑨白白白

手拍子で①暗カンといきたいところだが、雀頭もしくはもう1面子の目処がつくまで無難に回そう。打1。
次巡、ツモ⑨。ここで①暗カン。リンシャンは...⑨!(カン裏表示牌は2)
。続いて⑧暗カン。リンシャンは ...白!(カン裏表示牌は3)
白暗カン。リンシャンは...⑨!(カン裏表示牌は⑥)

さあ、⑨暗カン。私もあの嶺の上に咲く花のように─

...と、ここで大地震発生、ゲーム強制終了。ハッと目を覚ましてみると、猫(7.2㎏)が俺の腹に寄っ掛かって寝ておった。

あの⑨暗カンの嶺上は、なんだったのだろう?

何を失ったわけでもないのに、何とも後味の悪い夢だった。

稼働記録については、また後に。

土日出勤往復ビンタ

2015年2月22日
予備校と塾と、兼務してるからこうなる。

明日(今日)も仕事だうれしいな。

独り身で両親は健在、実家住まいのため金は貯まるのだが、如何せん使う暇がない。

スロットに現を抜かしていられたころが懐かしい...。
という貴重な経験をさせていただきました。

猛烈な歯痛は昨日から。既に神経抜いた歯だったので、バイト(噛み合わせ)が悪いか、歯の周囲が化膿しているか、恐らくどちらかだろう。
前者なら、該当する歯を押したらなお強烈に痛むはずだが、さにあらず。十中八九、後者。悪いことに、痛みと一緒に熱までやって来た。この熱が歯茎の化膿に由来するものだったとしたら、いよいよまずい。いずれにせよ、眠るに眠れないので、ロキソニンを飲んで無理矢理眠る。

朝一でかかりつけの歯医者へ。
レントゲンを見た先生、渋い顔。

先生「歯の根本に、膿が溜まってます」
やっぱりね。
先生「歯にヒビが入って、そこから黴菌が侵入しているせいです」
俺「はい...」
先生「この歯は...抜くしかありませんね」
俺「何とかならないでしょうか?」
先生「一時的に化膿を止めることは出来ますが、対症療法にしかなりません」

...はぁ。体験したことがある人ならお分かりだろうが、抜歯は(受ける側が)結構な体力を要する。歯痛で昨晩からコーンポタージュと栄養ドリンクしか摂ってない上、高熱。挙げ句睡眠不足。身心ともに何ともならん状態だ。
さりとて十数年来お世話になっている、腕の確かな先生だ。お任せしましょう...。

幸い、抜歯はスムースに済み、術後の出血もわずかで済んだ。これがヤブ医者だったら...考えるだに恐ろしい。

...疲れた。寝よう。

貧乏暇なし

2015年2月16日
2月後半はそこそこ暇だったはずが、同僚が病気(命に別状なし)のため、急に多忙に。

ゲームデイ、BMOともに寝坊で行けず。
...はぁ、マジックしたいなぁ。

幸せな別れ

2015年2月8日
午前中のこと。1月まで勤務していた校舎に出向く。
中学受験界では、2月から学年が変わる。既に新たな校舎(複数)への配属が決まっていた俺は、単に私物の回収とスタッフ達への挨拶のため、旧勤務先に赴いたのだった。

ところが、である。
校舎に入るやいなや、わっと10人ほどの子供たちに囲まれる。俺がついこの間まで担当していた小6生達だ。入試も終わった今、何故お前達がここに?訳もわからぬまま、皆の口から発せられる「先生、ありがとうございました!」の声。ひとりひとりと握手を交わす。もちろん「おめでとう」の一言を添えて。

聞いてみれば、俺が来る日時を校舎に問い合わせて、皆で待ち合わせていたらしい。ありがたいことだ。講師冥利に尽きる。

そして、俺に手渡されたのは、暖かいことばに満ちた寄せ書きと、何やらお洒落な包装紙に包まれたプレゼント。中から出てきたのは、本革製の立派なブックカバー。富裕層の多い地域とはいえ、小学生が易々と買えるものではないはず。
聞いてみると、お年玉から、入試終わったご褒美にもらったお小遣いから、皆でお金を出しあって買ったのだという。

...お前達。最後の最後に俺を泣かせるな...。寄せ書きとブックカバーを胸に抱いて、涙声で皆に伝える。
「宝物にするよ。10年先も、20年先も、ずっと。ありがとう...ありがとう」。

その後、ひとりひとりと記念撮影をして、本当のお別れの時が来た。

ほんとうに、ことばの真正な意味で、幸せな別れというものもあるのだ。この仕事を始めて久しいが、これほど幸せなことは、これまでになかった。

だが。

この幸せな別れのかげには、無数の無念の涙がある。
決して、そのことを忘れはしない。否、忘れてはならない。

そんな思いを胸に、午後からの新たな校舎での仕事に向かうべく、俺は電車に飛び乗った。


仕事帰り、晴れる屋に。無性にマジックしたかった。
この環境のシールドは初めてだけど、引いたボムの色で組めばいいや。

さて開封。どうかレアに恵まれますよーに。

1パック目:火口の爪
早速10点カードはありがたい。こいつは意地でも使う。

2パック目:汚染された三角州&頭巾被りのハイドラfoil
ボムと金券、二物を与えてくれる有り難すぎるパックでした。

3パック目:爪鳴らしの神秘家
これまた有用カード。

続いて運命再編。

1パック目:見えざるものの熟達
運命再編のカードはろくに知らないのだが...これは明らかにボムですね。よしよし。

2パック目:命運の核心&溢れかえる岸辺(二色土地の枠から)
これまたボム&金券の有り難いパック。素晴らしい。

3パック目:漂う死、シルムガル
これまたタダ強カードですな。

さて...参加費の2000円は十分に回収できた。色はチグハグなもののボムにも恵まれた。隣で見てたサイパン君曰く「3-0以外許されない」レベルだそうだが、どう組もう?

白と赤はクリーチャーの数が明らかに足りず、質も悪い。メインカラーに据えるのは無理。
青は、ピンポイントで強いカードはあるものの、やはりクリーチャーの数が足りない。
緑と黒には防御的な2~3マナ域がたくさんいる。
赤絡みの2色土地×3、青絡みの2色土地×3、さらに青白&青黒フェッチもあったので、黒緑メインの5色に。

結果、3戦目負けで2-1。3-0出来なかったのは明らかに俺の腕のせい。

それにしても...〈見えざるものの熟達〉はマジキチカード。

「ターンエンドに予示します」
「表に返します。シルムガル出て、4点ゲイン」
「ターンエンドに予示します」
「爪鳴らしの神秘家、変異コストで表に返します。5点ゲイン。誘発で出たマナと7マナで頭巾被りのハイドラをプレイ」

うん。間違いなく狂ってる。




GCCに行ってきた

2015年2月1日
デッキはジェスカイコントロール。
参加者28人の5回戦。3-2、オポ差で5位。

その後、ムラタ君とkuma君と飯くった後、ムラタ君とサシで飲み。で、帰宅早々酔いがさめたので、現在一人で晩酌。


※ジェスカイコントロール雑感
ジェスカイチャームが弱すぎた。問答無用で追加の除去とカウンターに枠を譲っていただくことに。さりとて候補が色々有りすぎて、悩ましい。
仕事帰り、気分転換のつもりで点5の雀荘へ。終電までのつもりが始発まで打つ羽目に。

23341113

1750円ほど浮いた。

点5雀荘の雰囲気は、嫌いじゃない。10000円あれば一晩遊べて、ちょっと頑張れば飯代くらいでる遊び場。どう足掻いても生活費は捻出出来ないが。
つい先程の出来事。フリー雀荘にて。

221323

なぜこれで場代込み-10kなのか?チップをろくに稼げておらず、場代トップ払いのせいでトップ取った半荘ですらほとんど浮いてない。
理不尽を噛み締めながら臨んだラス半南3局の親番。

五カンして六-九待ち。高目ならタンヤオがつく。
ぼく「...リーチ」
ぼく「ツモ。8000と6枚(一発、赤1、裏4)オール」

メンタン一発ツモ赤1裏4。カン裏モロ乗りでちょいと脳汁が出ましたよ。高目安目関係なしの親倍。
待てよ?これは場外ホームラン級の一撃じゃねーか?6枚オールということは500×18=9000円。素点と併せて...あれ?負債が消えた?

次局。

役なし赤2枚のテンパイ。リーチ以外の選択肢なし。
ぼく「リーチ」
ぼく「ツモ。6000は1本場の6100と4枚(赤2、裏2)オール」
リーヅモ赤2裏2。親ッパネ。
雀頭が裏ドラ。

トビ終了。
皮肉なことに、クソゲーゆえの理不尽さに救われるかたちになった。

確かなことは。
麻雀に二翻役などない(ホンイツのみ例外)。三色なんてない。
あるのは速いリーチと食いタンだ。

追記:フリー雀荘の愉快な常連客
ラス半、対面で打ってたおっさんが大変、気持ちのよい客だった。メンバーにはちょくちょく煽りをいれるが、俺に対しては一切なし。人間関係の距離間をきちんと見ている。その後、俺が親倍&6枚オールをツモった際にも、

「かぁー。兄ちゃんすげえのカマしたなあ」

と笑顔。この倍満で逆転され、挙げ句チップ6枚支払わなけれならない状況にも関わらず。

その後俺の親ッパネツモで同卓のメンバー飛んで半荘終了しても、やはり笑顔。

「親にデカいのツモられちゃどうにもなんねーべ!さ、次いこか。なんだ兄ちゃん帰るんか?じゃあな。スゲー捲りだったな。また打とうや。ガハハ」

俺は最後72200点持ち。このおっさんもマイナスを食っているにも関わらず、それでも笑顔。

財布の中身か、彼の人格か。何が彼にそうさせているのか分からないが、理不尽な負け方しても笑ってられる客って、それなりに稀なのだ。ピンのチップ500だからねぇ...。

とまれ、今日は気持ちのよい客に出会えた。精々交通費&飯代くらいしか浮かなかったが、実に気分よく店をあとにすることが出来た。

予約いっぱいのところが多すぎる!
致し方なし。キャンセル待ち俺一人の横浜jackに駄目モトで行くとするか...。もし本当に駄目だったら...雀荘か、稼働だな。
三浦半島旅行記 ~思い出すことなど
どうも写真が然るべき向きに収まらん...。

きっかけは彼女の「修論終わったから、どこか連れてって!」のひとこと。

一通り三浦半島の名所を回って、個室露天風呂付きの旅館に1泊。

支払いの際、ちと彼女と揉めた。ごく自然に俺が財布を取り出した時。

彼女「今回は私が出す。クリスマスは○○さんが出したでしょ」

しかし、俺は君より8歳ばかり年上なわけで。

俺「少しは俺に見栄張らせてくれ」
彼女「駄目」

本当にむくれている。
どうにも譲ってくれそうにない。
しゃあねえなぁ...。

俺「じゃ、今回は俺から君への卒業祝。俺が博士取ったら、倍返し。それでいいな?」

ようやっと彼女も納得した様子。よく出来た女だと思う。

しかし...彼女は修士修了・そのまま就職の途を選んだ人だ。然りとて、彼女の学問的情熱が喪われたわけでは、些かもない。修論を書き終えた今なお、研究対象のこととなれば5時間でも6時間でも話し続けていられる。そんな人だ。彼女は賢いが、合理性からの逸脱は出来ない。それゆえ、昨春の出来事が、どうしても頭を過るのだ。

http://senseisama.diarynote.jp/201404190210379722/

「きっと1年後、俺は君の隣にいない」。

だが、もし彼女が「大学に戻りたい」と言い出したあかつきには、躊躇なく背中を押してやるつもりだ。同じ過ちも、同じ後悔も繰り返したくはない。

寂寥のなかに微かな光を見つけた32の冬。

久々昼から稼働らしい稼働。

ザ・33ゲーム
お犬様
サボリーマン
天井ぺんぺん30ゲーム
榎木さん
シンサウザー無双

などなど打ち、19:00過ぎに-70k。

...たまに打ちに行ったらこれかい。
うんざりしつつ店内を徘徊して見つけたまどかマギカ641。
御無沙汰しておりましたほむらちゃん。
昨年同様お助けくださいませんでしょうか?
...ま、年が変われば台との相性も変わるだろう。せいぜい天井バケ、穢れ解放ナシだけは勘弁してくださいね。

投資4k→MC成功ビッグ。
そのビッグ中チャンス目から高確30G、この間にほむら揃い3発。
どうやら台との相性は変わってないらしい。ちょっとだけ期待しようかな...。

ワルプル1回目は2連+20で終了。まだだ。まだ希望は捨てぬ。先程のビッグ中の挙動からして、この台と俺との絆は絶たれてはいないはずなのだ。

そして。
運命のワルプル2回目。
初回敵強攻撃→回避せず。
...え?確かに期待してはおりましたけど、そこまで強欲じゃござんせんよ?俺。投資74kの内、せめて30kくらい返ってきたら、それはとっても嬉しいなって...。
でも。ここまできたら。

立つな。
立つな立つな立つな。
立つなっ!

...本当に立たなかった。
ああ、なぜ君は、こうまでして俺を救う?

液晶に燦然と輝く“total +0”の文字。初めて引けたワルプルギスの夜初回終了。アルティメットバトル確定。ああ^~~。

潮流が完全に変わった。もはや死兆星は見えない。あとは捲るほかない定め。もう、絶望する必要なんて、ない!

アルティメットバトル→エンディングボーナス→1G連バケ(恐らくアルティメットバトル中の強ベル契機)と一通りこなしたのち、

獲得枚数966枚・ART残り512G・天国確定

という状態でART本編スタート。なんのことはない。まどマギの鉄板勝ちパターン。中途ちょくちょくボーナスと上乗せを絡めて4122枚。究極Vモンキー炸裂、+8kフィニッシュ。

...ありがとうほむらちゃん、まどかちゃん。いや、ほむら様、まど神様。

「御無礼!」

阿修羅の如く

2015年1月6日
さて、本格的な繁忙期がやってきた。
筆者の身分は、
・学生(博士課程)
・S予備校の現代文講師(主に早大現代文を担当)
・斜陽の老舗のN塾の国語講師(小6、小4を担当)
である。
もともとS予備校の方だけで、口糊をしのげてはいたのだが、秋ごろから中学入試の方も手掛けることにした。いうまでもなく、リスクヘッジが目的。

現状、浪人生の数は一貫して減少傾向にある。S予備校もいつまで保つか、知れたものではない。加えて文系博士というのは、大学で専任のポストを得るまでは、単なるフリーターに過ぎない。そしてその専任の職を得られる確率、およびそれまでの平均年数は...考えたくもない。生活の方途は、可能なかぎり拡げておかねばならぬ。

てなわけで、再び中学入試の世界に舞い戻ってきたわけだが...地獄である。首都圏の中学入試は概ね2/1~2/5まで。その後には、大学入試が待ち構えている。安息の日々はいつ訪れるのか...。

...さて、今日も今日とて仕事だ。

道は極め難く
腕は疲れ果つとも
遠き星をめざして
我は歩み続けん
─『ラ・マンチャの男』より

気まずい麻雀

2015年1月4日
仕事帰りにフリーに寄ったら
同卓に教え子の保護者(母親!)。

お互い何も悪いことしてないのだが、やはり気まずいものは気まずいね...。


仕事後にちょいと時間があったので、フリーにお邪魔する。
そこで1半荘目から、数年に一度レベルの無双モード発動。

(流局挟んで)13連続和了。
4連続トップ&トビ終了 。
ちなみに4半荘中3回タチ親。
平均打点も滅茶苦茶高かった。

極めつけは2半荘目・タチ親のこの配牌(親満親満親ッパネで早々1半荘目を終わらせたのちのこと)

3①②③⑦⑧⑨白白白中中西西 ドラ:中

なんだ?この配牌。脱マーですか?ダマでも倍満確定だが、三倍満が見えていたので即リー。ドラの中はともかく、西は掴んだら出すだろう。結果、一発で西を抜いた下家が放銃。ダブリー一発白メンホンチャンタドラ2、裏なしの三倍満。トビ終了。一度もツモる機会なく2、3着となった対面と上家がやりきれない顔をしていたのが印象的。

流石に十分な勝ち額だったが、心残りなのは「御無礼」を言えなかったこと。
3半荘目あたりの親満で、

「御無礼。ロンです。12000。終了(ラスト)ですね?」

と言ってみたかった...。

男が女の幻想に否応なく付き合わされる日。
なお既婚で子持ちの場合、子供の幻想にも付き合わなければならない。

残酷な真実に気付いた三十二の冬。

歪な麻雀

2014年12月22日
終日空いてると、フリーに入り浸る癖がついた。

142231124321

ピンのチップ500円。これで場代さっ引くとろくに浮いてないとはこれいかに。

ここ1、2か月で、俺の雀力そのものは見違えるほど向上したと思う。しかし如何せん、練習は出先でも簡単にスマホで出来るMJなどで行っているゆえ、チップ麻雀への適応力に磨きがかからないのだ。

さりとて俺の戦場は競技麻雀ではない。フリーである。何とか適応するより他ないのだが、自分の麻雀がどんどん歪になってゆくようで、悩ましいね...。

デジタル麻雀の陥穽

2014年12月17日
今日は仕事帰りにフリーへ。

24113112

例によってチップを稼げてないので、さほど儲かってない。
赤牌切って擬似的に37のカベを作って3-6、4-7で待つのが大好きな人間なので、仕方ないと言えば仕方ない。

私はいわゆる「流れ論」が嫌いだが、その対極にあるはずのデジタル麻雀にもいまいち馴染めずにいた。その理由が、朧気ながら分かってきた。

ヒントはチェスや将棋にある。これらの零和完全情報ゲームには解析解が必ずある─双方が最善を尽くした場合、必ず「先手勝ち」「後手勝ち」「引き分け」のいずれかになる─わけなのだが、それは未だに発見されていない。それどころか、コンピューターが人間相手に容易く負ける始末である。
麻雀とて、「完全情報」でこそないものの、リソースの限られたゲームである。使える牌は34×4=136枚。増減はない。特定のリーチに任意の牌Xを打って放銃となる確率も、その際の打点期待値も、計算できないことはない。だがこのことは、大した意味を成さない。なんとなれば、計算式が複雑に過ぎるから。一手を数秒で打たねばならぬ実際の対局では、上の計算は神ならぬ人の手に余るものなのだ。
すなわち、デジタル派の推奨する手筋というものは、間違ってはいないものの、本来著しく複雑なものである場況を単純化しすぎている。彼らの描く近似や期待値というものは、著しく粗いのだ。

結論:デジタル派の推奨するセオリーは、間違ってはいない。しかしセオリーから逸脱しなければいけない状況は無限にある。すなわちセオリーには無限の注釈が付されるということだ。セオリーに付け加えた注釈の数だけ、雀力は上昇する。

そんなものだと、今ひしひしと感じている。

私の住んでいるところは田舎ではないのだが、自治体の方針ゆえ賭博場が少ない。パチンコ屋は駅前に1軒のみ。雀荘も駅から歩ける範囲に2軒あるのみ。必然的に、同じ店に何度も通うことになるのだが...困ったおっさんがその店に常駐してるのだ。年齢はおそらく40代後半~50代前半。素性は不明。以下、今日あったこと。

その1
おっさんの手。

ポン:中中中
ポン:888
チー:234(両面から2をチー)

ドラは3。このおっさん、チーする際に、あいだに1枚おいた状態で手牌から34を抜いていた。図示するとこんな感じ。

3?4

これじゃ手牌の内容は筒抜け。以後誰もソウズの真ん中から下を切ることなく流局。至極当然、と思いきや、おっさんは憤懣やる方ない様子。

おっさん「何で誰も出さねぇんだよ。ブツブツブツブツ...」

平場で3フーロした染め手で出アガリ期待するのは、ちと虫がよすぎるんじゃなかろうか...。

その2
卓を囲んでいた他の客(客Aとしておこう)が早い巡目でリーヅモピンフをアガッたときのこと。

おっさん「その手で三色見ねえの?しみったれてんなあ。ブツブツブツブツ...」

ノーコメントです。処置なし。極めつけは次。

その3
俺、次の手でリーチ。

二三四45567①①①白白
※ドラ:四

おっさんが捨てた6でロン。以下、その際のやりとり。

俺「ロンです。(裏ドラ確認後)3200」
おっさん「は?2600だろ?」
俺「リーチドラ1の、50符です」
おっさん「ああん?」

ソウズを並べ替えて説明したが、おっさん納得せず。卓を囲んでいた他の二人も一緒に説明してくれたのだが、それでもおっさん点棒を寄越しやがらない。「3-6の両面待ちだ!」の一点張り。仕方なしにメンバーを呼ぶ。

今日1日でこれだけのことがあった。にも拘らず、このおっさんはお咎めなし、のうのうとこの店に居座っている。店からすれば太い客なのだろうが、ちと酷すぎやしないだろうか?

やっぱり人間相手の勝負は苦手だ...。早いとこスロットで稼げる目処を立てたいな...。
1日休みだったのでフリーへ。

23332133

ザ・場代負け。

夕方健康診断へ。
何故か昨年より身長が伸びてた(171→173㎝、体重53.8㎏)。

問題は血圧。

152-98

...え?計測した看護婦さんも唖然。
挙げ句、心雑音が認められ、速やかに循環器科に行くよう勧告される。

色々考えた結果、気にしないことにした。うちは短命の家系だし、そろそろ身体にガタが来てもおかしくない頃合いである。命数尽きるまで、自分の道を歩こう。

It’s better to burn out than to fade away...

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