仕事帰り。スロットには今日も今日とて打てる台なし。都内屈指の激戦区でこれではねぇ...。昨日一昨日と打てる台がなかったのも当たり前っちゃあ当たり前。

そんな中で見つけた『昭和物語』。こいつを導入したからには、し初の休日から雑巾絞りはなかろう。
...いざ釘を見てみると、見るところがあまりにも多すぎる。ヘソの三角釘は空いているが、他は?5つあるチューリップへの寄り、一般入賞口の空き具合は?

ままよ、と着席。いざ打ちはじめると、ストローク調整の難易度が洒落にならん。こちらから見て左側の風車&道釘に玉を乗っけなければダメなのだが、これが非常に難しい。少しでも強いと単なる強右打ちになってしまう。逆に弱すぎても、玉が飛ばない。
右手をクッションにして左でやや遅めにレバーを引くようにすると、まずまずの状態に。1k投資で回収2200発。実に健全な遊技。あれこれストロークを変えながら、やっとこチューリップ14連動を達成できたときには、たいへんな充実感を覚えた。この機械には、ほんものの技術介入がある。

太古の時代のパチプロのことをしみじみ思う。昔はみんなこういう台を打ってたのだなぁ、と。しかも昔はパチンコ台に椅子がついていなかった。かてて加えて、玉の装填まで手動、さらにハンドルの性能が各台同じであったはずもない。
日々、コンマ1ミリ単位で調整される釘を各所・複数台チェックし、各台のハンドルの癖を掴み、素早く定量へともってゆく、これが昔のプロだったのだ。すなわち、昔のプロは本物の職人だった。そして、その相手たる釘師も。

しかし今、この機械を調整できる釘師がどれくらいいるのだろうか?最悪、上の三角釘の調整だけで利益率を決めることはできるだろうが、一般客が勝てる調整の釘だと、終日プロに居座られるだけだ。逆に、どう勝ちようもない釘だと、誰も打たない。

やはり、長期稼働は難しいか...。

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