本日(昨日)は
10:00~12:00 仕事
18:00~ 研究会
移動中新宿を通る。
てなわけで観てきました。
『おおかみこどもの雨と雪』

※以下ネタバレあり。今後鑑賞予定の方はご注意を


感想:私は泣いたよ?本作の主題は「母性」そして「自立」。これは反則である。なんとなれば我々みな母から生まれたわけなのだからして、「母性」というのは万人を泣かせ得る主題なのだ。

さりとて「母性」というものをごくごくドライに捉えている人もあろう。すなわち本作は、鑑賞者の性別・年齢・配偶者や子の有無・思想信条etc…によって評価が分かれる作品といえる。機会があれば、子育て中のお母さんに本作の感想を聞いてみたいところ。

なお個人的にも不満な点がないわけではない。ヒロインの母性と子どもの自立、このふたつの主題が完全には融合し切っておらず、ためにストーリーの進行が不安定なものになってしまったとの印象は拭えない。加えて、子ども2人の成長過程の描写が不均等かつ不十分だった感もある。この部分にもう少し尺を取って欲しかった。

とはいえ、ラストシーン。

狼として生きる道を選び、母のもとを去る雨(息子)。
遥か彼方からの息子の遠吠えを聞き、ひとり微笑みを浮かべる花(ヒロイン)。

このシーンだけで私には十分なのである。

てなわけで鑑賞料と二時間、十分元は取った。興味のある方はぜひ劇場へどうぞ。

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