店によりけりだけど、設定1じゃなくて2メインで運用される機械はことのほか多い。理由は実に単純。

①稼働を上げるため
②「誤爆」を避けるため

まず①。挙動の奇偶差が露骨な機械の場合、1は早々に見切られて放置されるケースが多い。店としても、1より2を使った方が稼働が上がり結果として利益も取れる、という話。「偶数」というだけで夢見てくれる打ち手はそれなりにいるのだ。

次に②。機械により千差万別だけど、一般的に
奇数設定:荒波スペック
偶数設定:安定スペック
である。大都の機械がその典型。要するに、数字上一番利益をとれるはずの設定1が何かの間違いで爆発するケースがままある(『誤爆』という)。この「誤爆」を避けて安定的に利益を上げるために2を使う、ということ。
奇妙な話と思えるかもしれない。1日9000G程度の試行がせいぜいの客と異なり、店は数十~数百万Gの試行G数をもとに予算を設計出来る。数台の誤爆など、それこそ誤差の範疇、いな店の出玉感を演出するための必要物ではないか…
ところがどっこい、最近の台はそうも言ってられないらしい。ストック消し忘れのコードギアスが2日続けて万五千枚吐き出したとか、鉄拳デビルが万八千枚吐き出したとか…。羨ましいんだか怖いんだかよう分からん話がゴロゴロ。250台くらいの設置数の店で、25万円やら30万円やらの単位で日毎の利益がブレるのはまずいのだろう。2メインの営業、というのも納得が行く。

※なお付言すると、万五千枚吐き出すような台は吸い込みも相当キツい。設計1、打ち手が引き弱なら軽く10万は持っていかれる。設定2なら幾分吸い込みも緩くなる。打ち手の財布を一度に殺さず、継続的に金を落としてもらう。設定2には、そんな役割もある。


さて本日の稼働。都内某店。今日はひぐらし。この台は設定2ベースで運用されることの多い機械だけど、理由は①の方だ。こいつは間違っても万枚でる機械ではない。
この店のひぐらしはまずまず大事に扱われており、稼働も保たれている。設定2ベースだがきっちり56も混ぜてくれる。

…さて打ち出し開始。ちゃんと数えるべきもの数えておけば、この機械の奇偶は比較的簡単に見抜ける。俺の台は…偶数。なーんか嫌な予感が…。頼む。贅沢言わない。せめて4でお願いします。

…18:00、設定2と断定。撤退。これで他設定だったらハラ切ってもいいレベル。差枚+46枚、よーするに本日の報酬は500円とタバコw健全なギャンブルだなオイ。

月初めはいつも不調だ。俺の時間を、返せ…。

コメント

るこるび
2012年7月3日12:42

はじめまして!
ひぐらしの設定2がベースで56混ぜてくれるなんて超優良店ですね~。
ただそれでしのいでいる人にとっては時給的に微妙でしょうが...。
私も時給1500円換算のパチ打つ?って言われたらかなり悩みますね...。

リンクさせていただきました~!
スロで喰えてる人の日記はためになるので、これからも愛読させていただきます(*´∀`*)

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索