来るべき時がついに来てしまったね。

石鍛冶の禁止は、仕方がないことだと思う。よくよく考えてみよう。白青で構成されたもののみを‘Caw‐Blade’と呼んでいたのが、そもそも間違いなのだ。
ボロス、白緑etc…みんな‘Caw‐Blade’だ。何となればCawもBladeもしっかり積まれてるわけだから。

設計思想を全く異にする複数のデッキに、10枚セットで積まれてしまうシステム。これは看過できない問題である。デッキ構築の幅が明らかに狭められているわけだから。そういうわけで、環境からカウシステムを排除するということそれ自体は、至極正当なことであると思う。問題とすべきは、石鍛冶と鷹と剣を同じ環境に送り出した調整チームの失態だ。

ジェイスの禁止は…まあ、こちらもやむを得ないことなんだろう。カウシステムが失われた環境にジェイスだけ残しておいたら、どういう事態が発生するか?火を見るより明らかだ。

何はともあれ、再びヴァラクートを手に取る時が来たようだ。赤単にも大いに興味はあるのだが、如何せん独特の「慣れ」が必要なデッキだ。今から使うのは躊躇われる。

しかし未知の環境に向けて調整するというのも、なかなか骨が折れるね…。とりあえずメインの茶破壊は抜くとして…あとはどうしよう。

1998年の禁止措置は、いうまでもなくMoMaを排除するためのものであった。一方2005年の場合は親和だった。つまり双方とも、特定のアーキタイプを駆逐するための禁止措置だったわけだ。
しかし今回の禁止措置で影響を蒙るのは、‘Caw‐Blade’というひとつのデッキだけではない。石鍛冶の禁止によって、アンチCawの急先鋒たるボロス、白緑など、白絡みのビートダウンはみな壊滅的な被害を蒙る。
一方ジェイスについていえば、青黒コンやターボランドなどの損失が甚大だ。
要するに今回の禁止措置は、トップメタのみならずそのアンチデッキまで駆逐する類のものであり、その意味で異例である。

正直、理解に苦しむ。特定のアーキタイプでのみ「化ける」カードないしはシステムが出てきてしまうのは仕方がない。
しかし今回はどうだろう。コントロールとビートダウンの区別なく投入される超強力なシステムの存在に、何故誰も調整段階で気づかなかったのだろう?

いずれにしても、環境は一夜にして激変してしまった。ヴァラクートの調整も、どうしたものやら分からん。

コメント

さとぅ
2011年6月21日1:22

Caw-Goという青白コンがあってですね・・・w

先生様
2011年6月21日1:35

‘go’の部分にそこはかとなく青らしさが残っている。好感が持てる。
‘Caw‐Blade’だと何色のデッキなのか、聞いただけじゃわからんもんね。

バントの人
2011年6月21日11:05

石鍛冶はスタンダードにおいて完全に禁止されたわけではない!
イベントデッキをそのまま使って日本選手権に突撃だ!!

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