まず、以下のレシピをご覧いただきたい。

クリーチャー12
4呪文詰まりのスプライト
4霧縛りの徒党
4ヴェンディリオン三人衆

その他スペル22
4謎めいた命令
4苦花
2マナ漏出
4思考囲い
2広がりゆく海
2精神を刻む者、ジェイス
4燻し

土地26
4人里離れた谷間
4闇滑りの岸
4忍び寄るタール孔
3沈んだ廃墟
4変わり谷
2地盤の際
3島
2沼

以上、ファイナルズ本戦の使用デッキでした。尚、私の本戦のエクテン成績は2‐1と決して胸を張れるものではありません。なおかつ私には、考察に説得力を与えうるほどの知識も経験も有しておりません。それでも読んでくださる方は以下へどうぞ。

最初の問題は「(とりわけ後手時の)マナリークの弱さ」でした。スタンダードとは異なり、エクテン環境では2マナ域に致命的なアクションが多い。苦花、前兆、そしてヒルなどなど。これらに対処できずそのままジリ貧、という展開があまりにも多かった。思考囲いを3→4に。さらにサイドボードの強迫を1→2に増量しました。

地盤の際の投入は前日のこと。もともと際入りフェアリーのレシピはいくつも目にしており、検討していたプランではありました。が、色事故はやはり怖く、投入を見送っていたわけです。しかし世界選手権の結果を見ると、ジャンド、ヴァラクートが思いの外多い。トーストも結構な数。無論ミラーマッチも想定しなければなりません。そうなると、wwkのマンランドに加え変わり谷、ヴァラクートに秘匿土地とケアできるカードは重要。ということで、色事故のリスクを勘案しても際を投入するメリットは十二分、との判断に至りました。考えてみれば、マナの出る土地ほど汎用性の高いカードは無いわけですし。土地の総数を25→26に、フィルターランドを4→3に。その枠に際2枚を投入しました。
ここまでは間違っていなかったと思います。実際、ミラーマッチ後手時のハンデスは極めて有用でしたし、地盤の際は常に相手への牽制力として機能していました(コンボエルフ相手には無力でしたが)。

しかし、しかし…「広がりゆく海」だけはありえなかった。自分でも何故入れたのか分からない。フェアリーの2ターン目は苦花を張るか、さもなくば除去かカウンターを構えるべきターンです。先述の通り、この環境の2マナ域は相当に怖いのだからして、盤面への影響力が微弱かつゲームプランの構築に寄与しないカードを2ターン目に使うことは出来ない。ゲーム中盤以降に於いても、自ターンのメインフェイズに、ソーサリータイミングで2マナを使える余裕は殆どありません。この点、基本立てておくだけでよく、相手ターンの行動を妨害出来る「地盤の際」とは根本的に違います。
幸いなことにこのカード、本戦では殆ど手札に来ませんでした。幸運と言うほかない。

エクテンシーズンはまだまだ続きます。「好きなデッキがある」のは幸せなこと。私自身はPTを目指すわけでもなく、これといった目標はないのですが、このデッキはとにかく楽しい!デッキの構造上、ゲームは常に程よい緊張感とともに進行し、飽きることがありません。そんなわけで、フェアリーと共に過ごす時間はまだまだ続きそうです。

コメント

さとぅ
2010年12月14日0:16

今更だけど無事本戦に間に合って良かったねw

先生様
2010年12月14日0:21

実は、海の枠はデッキリスト書く段階でも迷ってたんだよ。しかし記入を始めたのが9:50。結局修正しないまま提出。あと五分あったら、素直にマナリークか除去にしてたと思うw

もあーい@デイジャの人
2010年12月14日8:29

リークより呪文貫きでいいんじゃないかな?

先生様
2010年12月14日17:25

〉もあーい
その案も考えた。
しかしクリーチャーと非クリーチャースペルの脅威度を勘案した結果、不採用に。
仮に1ターン目のハンデスを重視する構成をとるなら、ありかもしれないね。

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